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伊賀隠レ里異聞

清士郎、木枯らしのメモリー・其の一

20150612_01.jpg姉が道場に顔を見せるのは月に一度、あの人がその日を楽しみにしてるのを知って、俺は何故か苛立った。
20150612_02.jpgその日は、朝から冷たい木枯らしが吹いていた。
20150612_03.jpg畜生、こんな時に足をくじくなんて。「お前を背負うのも久しぶりだな」 そうだ、俺は先生を独り占め出来るあの時間がとても好きだった…。


拗らせ清士郎、最初の爆発。しかし先生にはイマイチ伝わらず宙に浮いた気持ちが鬱積していく。十七年後(2017.8.22 UP)#1945年(昭20)畳む

No.7  伊賀隠レ里異聞


時は残酷・其の三

20150611_2.jpg先生好きを拗らせて姉に嫉妬する清士郎(14)、日に日に伸びていく自分の背丈も恨めしい。そんな清士郎の気も知らず、先生(24)は清士郎の姉、弓(21)にぞっこんなのだった。#1944年(昭19)

No.6  伊賀隠レ里異聞


赤面きよちゃん

No.5  伊賀隠レ里異聞


時は残酷・其の二

20150629_1.jpg20150629_2.jpgある日の清士郎と少太郎(11と21)少しずつすれ違っていく二人(二重の意味で)。畳む

No.4  伊賀隠レ里異聞


おにぎりもぐもぐ

No.3  伊賀隠レ里異聞